過去の受賞者
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おおさか映画祭の歴史と流れ
海のものとも山のものともつかない「第1回映画ファンのための映画まつり」というイベントを開いた時、
誰がこれに来てくれるのだろうという不安が大きかった。
特に映画人のゲストは本当に来てくれるだろうか。ゲストが来なければお客が来ないのも自明である。
案の定、主演男優賞の渡哲也がテレビ映画のため来場できないことが分かった。
しかし、主演女優賞のひし美ゆり子、助演女優賞の多岐川裕美ほか他のゲストの多くが出席してくれて、会場はほぼ満員で何とか無事終えることができた。
スクリーン横のロビーに松竹梅の一斗樽を置いて、ゲスト陣を囲んで鏡割りを行った。
松竹梅は渡哲也の石原プロから映画祭へ贈られたもので、我々スタッフのうれしさは格別なものがあった。
第2回は水谷豊と原田美枝子の主演男女優賞がそろって参加した。 『大地の子守歌』のヒロインは、第24回の『愛を乞うひと』で再会し、新生のおおさかシネマフェスティバル2015にて『ぼくたちの家族』で再々会したのは夢のような喜びだった。 第3回は助演男優賞の舘ひろしがロビーにぽつんと1人で座っていたのが印象的で、 第4回はカッコいい松田優作、原田芳雄が並び、間に主演女優賞の小川恵がいてほほ笑んでいたのが忘れられない。 柳町光男、矢崎仁司が自主製作賞で参加しているのもにんまりするし、御大・深作欣二と松坂慶子、風間杜夫・平田満を迎えた新世界のステージは夢の光景のように思える。 『時をかける少女』『さびしんぼう』の大林宣彦、『Aサインデイズ』の崔洋一、『鬼火』の望月六郎の勢いに圧倒された。
映画祭を通じていろんなスター、監督、カメラマンら映画人としばしの時間を持てたことは大きな喜びであり、 この映画祭のおかげであるが、そのことがこれに参加してくれたスタッフ、観客と少しでも共有していると思いたい。 映画祭を続けられたのは、やはり渡哲也の松竹梅一斗樽のおかげのような気がする。『仁義の墓場』は我々の記念すべき大傑作といえるだろう。
第2回は水谷豊と原田美枝子の主演男女優賞がそろって参加した。 『大地の子守歌』のヒロインは、第24回の『愛を乞うひと』で再会し、新生のおおさかシネマフェスティバル2015にて『ぼくたちの家族』で再々会したのは夢のような喜びだった。 第3回は助演男優賞の舘ひろしがロビーにぽつんと1人で座っていたのが印象的で、 第4回はカッコいい松田優作、原田芳雄が並び、間に主演女優賞の小川恵がいてほほ笑んでいたのが忘れられない。 柳町光男、矢崎仁司が自主製作賞で参加しているのもにんまりするし、御大・深作欣二と松坂慶子、風間杜夫・平田満を迎えた新世界のステージは夢の光景のように思える。 『時をかける少女』『さびしんぼう』の大林宣彦、『Aサインデイズ』の崔洋一、『鬼火』の望月六郎の勢いに圧倒された。
映画祭を通じていろんなスター、監督、カメラマンら映画人としばしの時間を持てたことは大きな喜びであり、 この映画祭のおかげであるが、そのことがこれに参加してくれたスタッフ、観客と少しでも共有していると思いたい。 映画祭を続けられたのは、やはり渡哲也の松竹梅一斗樽のおかげのような気がする。『仁義の墓場』は我々の記念すべき大傑作といえるだろう。
